子供が正しく成長するために②　～赤ちゃんの歩行について～

早く歩き出した方がいいのか？

皆さんはご自身の子どもは早く歩いてほしいですか？
なんとなくですが早く歩いた方が〝すごい″〝えらい″といった風潮が残っていると感じています。
それは本当に子どもの成長に合わせているものなのでしょうか？
親が早く歩いてほしいから無理に歩かせていませんか？
子どもは成長が早いので無理にでも練習すれば歩けるようになります。

しかし正しい成長を飛び級して歩けるようになっているので、子どもが成長する段階で何かしらの影響が出てきます。
私がみてきた子どもの例をいくつかあげます。

• 歩き方の癖が強い（跳ねるように歩く）
• 上手く走れない
• 話始めるのが遅い
• 目の使いか下手
• 小さい頃から身体が硬い（常に緊張している）

上記にあげたのは私が実際に見たことのある症状ですが、他にもいろいろな症状が出てくる可能性があります。

何をすれば良いのか？

赤ちゃんにとってなぜ、ハイハイが良いのかといいますと、ハイハイをすることでお腹周りの筋肉（体幹を安定、固定させる筋肉）を正しく使えるようになります。

膝を床につくことによって身体の筋肉に必要な力を入れることを覚えます。
床と顔が近いので目の使い方も正しくなります。

これらによって脳神経の成長が促され筋肉、身体が立つことや歩くことができるようになれば子どもは勝手に歩き出します。
まれにすごく早く子ども自身が立ってしまったり歩くケースがありますが、つかまりやすい物が近くにあったりなど環境の影響もあると思います。

私の考えではどんな子どもでもなるべく長くハイハイをして良いと考えています。
お子さんのこれからの成長で正しく成長できれば子ども自身のためにもなると思います。

歩き出してから時間がだいぶ経っている場合はどうしたらいい？

可能なら遊びの一環としてハイハイさせてあげてください。

人間の成長を飛び級で習得する事も可能ですし、戻って再学習させる事もできると言われています。
その為少し早く歩いたと感じたり、歩き方、走り方に癖が強い子どもはハイハイを積極的に取り入れた方がいいと考えています。

府中けやき整骨院ではこの様な症状のお子さんに対して「エクササイズ」や「運動指導」なども行っています。
子どもの身体の使い方はどこに行ったらいいのかわからないというお声をよくいただきます。
少しでも気になることがあれがお気軽にご相談ください。